収穫期を迎えた福井県吉田郡永平寺町特産のスイートコーンの目ぞろえ会が7月1日、同町諏訪間のJA福井県永平寺支店であった。町内生産者ら約30人が参加。出荷基準などを確認した後、試食も実施。「十分甘い」などと出来栄えに太鼓判を押していた。
同支店によると、今年は町内35人の生産者が出荷を計画。糖度が20度に達し果物のように甘い「ドルチェドォーロ」を中心とした3品種計約5万本の出荷を目指す。
目ぞろえ会には町スイートコーン生産部会長らが出席。軸を短めに切るなどの出荷時の注意点についてJAの担当者から改めて説明を受けた後、出荷予定のスイートコーンや試験栽培している品種の味を確認するなどした。
生産部会長は「今年の出来は非常にいい」と笑顔。ただ「最近の高温続きで成熟が早まり、予定よりも収穫期間が短くなるだろう」とし、店頭に並ぶ期間が例年より短い可能性を指摘した。
出荷のピークは8日ごろ。同町の道の駅「禅の里」や、JAの直売所「永平寺四季食彩館れんげの里」(坂井市)、同直売所のエルパ店(福井市)などで販売する。