水産庁長官賞を喜ぶ(左から)森田社長、渕上市長、別所さん=7月11日、福井県敦賀市役所

水産庁長官賞を喜ぶ(左から)森田社長、渕上市長、別所さん=7月11日、福井県敦賀市役所

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敦賀昆布「太白おぼろ 極」、全国水産加工たべもの展で水産庁長官賞 薄さ0.01ミリの職人技

福井新聞(2022年7月12日)

 全国の水産加工業者の商品を集めた「第66回全国水産加工たべもの展」で、敦賀昆布(福井県敦賀市公文名)の「現代の名工 太白おぼろ 極」が最高賞に次ぐ水産庁長官賞を受賞した。

 全国から水産ねり製品115点、水産物つくだ煮321点、加工昆布302点、節類175点の計913点の応募があった。3月下旬に各部門で大臣賞1点、長官賞4点、大阪府知事賞8点を選んだ。

 「現代の名工 太白おぼろ 極」は、北海道産の昆布を熟成させ「現代の名工」こんぶ加工工、別所さんが0・01ミリの薄さに削り出したもの。審査委員長は「極薄で60センチ以上の長さで削る高度な技術は圧倒される」と高く評価したという。

 森田社長と別所さんが7月11日、敦賀市役所を訪れ、渕上隆信市長に受賞を報告。渕上市長は「敦賀のおぼろ昆布が受賞したことがうれしい。おいしさが公に認められたということ」と話した。

 森田社長は「コロナで昆布業界もダメージを受けたが、受賞を機におぼろ昆布を広く認知してもらいたい。『極』はうま味が口の中で広がり、違いが分かると思う。頑張って売っていきたい」と意気込む。別所さんは「全国に知ってもらえる。最高でうれしい」と声を弾ませた。

 「現代の名工 太白おぼろ 極」は15グラム、540円(税込み)。オンラインショップなどで販売している。

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