真っ赤に熟した「ふく福すいか」と今年から新たに販売するかき氷=砺波市東別所

真っ赤に熟した「ふく福すいか」と今年から新たに販売するかき氷=砺波市東別所

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特製スイカかき氷いかが ふく福柿組合、加工場新設

北日本新聞(2022年7月16日)

 富山県砺波市東別所地区の農家でつくる「ふく福柿出荷組合」(宮木武司組合長)は18日から、地区で栽培する「ふく福すいか」をシロップにした特製かき氷を販売する。組合の直売所に加工場を新たに設けたことで提供可能となった。販売は8月中旬までの予定。

 同組合は「ふく福柿」に続く特産化を目指し、3年前からスイカを育てている。粘土質の土壌で育ち、みずみずしいのが特徴で、5軒の農家が4品種を80アールで栽培する。

 昨年から直売所でふく福すいかの販売を始め、今年は加工場が整い新商品としてかき氷を販売することにした。加工場は約18平方メートルで、冷蔵庫や流し台などがある。

 手作りしたスイカシロップは砂糖を使わず素材の甘さを生かしている。一日20食限定で1個500円。土日祝日のみ売り出す。スイカ以外にイチゴ味など4種類の商品も用意し、各250円。

 同地区は過疎化が進み、耕作放棄地が多いが、宮木組合長は「スイカとかき氷で夏らしく仕上がった。スイカをきっかけに農業に興味を持ってもらえれば」と話した。

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