ぐるるばあむの第3弾を紹介する大西代表社員(右)と、ハトムギの若葉で作った粉末を手にする和田卓専務

ぐるるばあむの第3弾を紹介する大西代表社員(右)と、ハトムギの若葉で作った粉末を手にする和田卓専務

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まろやか抹茶味 楽しんで 小矢部の会社がバウムクーヘン、ハトムギ若葉の粉末入り

北日本新聞(2022年8月19日)

 循環型農業を進める小矢部市の合同会社ぐるる富山は、完全無添加の手作りバウムクーヘン「ぐるるばあむ」第3弾を商品化した。小矢部ブランドの卵に、地元産ハトムギの若葉と抹茶の粉を混ぜ、苦みと甘みを調和させた。まろやかな味わいで、新たな贈答品として売り出していく。

 2017年に商品開発した第1弾はプレーン味で、ふわふわした食感が特長だった。19年の第2弾はハトムギの粉末で香ばしさを出し、ハード系でごつごつした食感に仕上げた。

 第3弾は、国内で数少ない有機栽培のハトムギ若葉に着目した。小矢部市石坂の和田農産が有機栽培ハトムギを育て、昨年3月に若葉乾燥施設を稼働させたこともあり、協力を持ちかけた。

 7月以降に収穫したハトムギの若葉を乾燥させて粉末にした。黒部市の専門店が「小矢部の米(my)たまご」と県産米粉などと混ぜて焼き上げた。抹茶の甘さと若葉の苦みを加え、甘さ控え目の上品な味を生み出した。

 19日から道の駅メルヘンおやべで1個1600円で販売する。18日は、和田農産の施設でぐるる富山の大西義孝代表社員(54)や和田農産の和田俊信社長(70)、和田卓専務(45)らが打ち合わせした。

 ぐるる富山は地元の稲作や養鶏の農家4戸でつくる。飼料用米や鶏ふん堆肥を生かした卵の生産などを進めている。大西代表社員は「自然素材を使った体に優しい商品としてぐるるばあむを売り出し、循環型農業のビジネスモデルを確立していきたい」と意気込んだ。

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