第18回能美市美術作家協会展(同協会主催、北國新聞社共催)は18日、同市根上学習センターで始まり、能美の地で美を追究する若手から重鎮までが個性豊かな意欲作66点を寄せ、来場者の関心を集めた。
陶芸、絵画、書、彫刻、写真、水墨の6部門で活躍する会員が1点ずつ出展した。同協会理事長の山岸大成さんの「祈りの座」をはじめ、ともに副理事長の武腰一憲さんの「月下の器」と池岡信さんの「里華(りか)の人形」などが会場を彩った。
九谷焼美術館で開催中の第78回現代美術展能美展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社、能美市、川北町など主催)と出品作家が重なり、秀作を見比べようと会場をはしごする来場者もいた。
協会展の会期は22日までで、会員の小品28点を1万円で販売するチャリティーコーナーも人気を集めた。
●公募展で表彰式
公募の第16回能美市美術展(市美術作家協会主催、北國新聞社共催)の表彰式は17日夜、同市のセンテレオ八松苑で行われ、受賞者をたたえた。協会展のオープニングパーティーも開かれた。