高岡御車山(みくるまやま)祭の山車(やま)を常設展示する高岡御車山会館の展示替えが28日、高岡市守山町の同館で行われ、木舟町の山車が披露された。
同館では各町の山車7基を4カ月ごとに入れ替えている。この日は、同町の住民ら23人が山車を組み立て、ガラス張りのケースに収めた。
木舟町は今年3月に車輪の漆塗りや金具の補修を終えており、高岡御車山保存会理事の中村克己さんは「きれいになった車輪も見てもらいたい」と話した。
祭りは、国の重要有形・無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。新型コロナの影響で2020年から2年連続で中止し、今年5月は雨で中止となった。