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全国音楽祭で障害者の詩披露「元気になって」

福井新聞(2022年9月26日)

 障害のある人がつづった詩に曲を付けて披露する全国規模のオンラインの音楽祭「わたぼうし音楽祭」(12月)に、県立盲学校中学部3年の生徒と鯖江市の男性の詩がそれぞれ採用され、公募の曲も付けられた。2人は「多くの人に聞いてもらい、元気になってほしい」と話している。

 わたぼうし音楽祭は、社会福祉や文化活動に取り組む奈良市のボランティア団体「奈良たんぽぽの会」が毎年夏、奈良県内で開いており、今年で47回目。8月7日に祭典を開く予定だったが新型コロナウイルスの影響で中止され、12月11日にオンラインで開催することになった。

 生まれつき目が見えない生徒が書いた詩のタイトルは「明るい未来を作ろう」。新型コロナ禍で外出制限がある中、タブレット端末「iPad」で絵を描いたり、ピアノを習ったりと、工夫をしながら楽しみを見つけた自粛生活を書いた。「いいことが増えた 自分の好きなことができる」と、前向きに生きるメッセージを込めた。

 男性は生後間もなく脳性まひと診断され、電動車いすで生活をしている。自由なのは右足のみで言語障害もある。「プリズムのように」という詩は、昨年4月脳梗塞で入院したときに、窓からみた風景を書いた。「歌って 明るい空を思い浮かべて 歌って 明るい君の未来のために」。家族に早く会いたい、もっと生きたいと強く思ったという。

 2人の詩は、全国から応募のあった340点中、8点に選ばれ、公募の曲が付けられた。12月11日14時からYouTube「わたぼうしチャンネル」で披露される。

 生徒は「リズムがついて、かっこ良い歌になった」、男性は「曲が付くことはより多くの人に聞いてもらえるチャンス。元気を与えられたら」と話している。

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