福井県内の大学生が「楽しいまち」の実現に挑戦するイベント「まちなかアオハルプロジェクト 大学生フェス」が10月10日、JR福井駅西口のハピテラスをメイン会場に開かれる。音楽やコスプレ、国際交流など、若者の熱意が詰まった企画で、福井市の中心市街地を盛り上げる。
将来のまちづくりを担う人材育成に向け、同市が初めて取り組む。福井大、福井工大の学生をはじめ、県外大学の福井県出身者らも加わり、計10人で5月から準備を進めてきた。
ハピテラスのステージでは、人気アニメ「ラブライブ!」のコスプレを楽しむ大学生9人によるコピーアイドルユニット「らぶめいど」がライブを披露。メンバーの一人、福井工大3年の学生は「コスプレしてても恥ずかしくない、普通に楽しめるまちにしたい」と張り切っている。福井工大吹奏楽部による演奏やパレードもある。
福井大で学ぶマレーシアの留学生2人は、母国のろうけつ染めの布地「バティック」の展示や菓子の試食を行う。エネルギー問題について考えてもらおうと、福井工大1年の学生は自動車販売店の協力を得て、電気自動車の蓄電池の電力で綿あめを作って振る舞う。
スケートボードの体験会、古着の展示販売、プロジェクトのメンバーが制作した現代アートの展示もある。
タイムスケジュールの確認や問い合わせは、一般社団法人エキマエモールのホームページで受け付けている。