福井県福井市美術館で開かれている「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」(同美術館、福井新聞社、福井テレビでつくる実行委員会主催、福井信用金庫特別協賛)の来場者が10月6日、1万人を突破した。
1万人目となったのは、福井市の夫婦。館長から図録や山下清の作品をモチーフにしたトートバッグ、バンダナなどをセットにした記念品が贈られた。
2人で美術展を訪れるのが楽しみだという夫婦。関係者の拍手に出迎えられて「びっくりした。初めての山下清展なので、ゆっくりと鑑賞したい」と話していた。
10年ぶりの福井展では、代表作の貼り絵を中心に作者の生涯を回顧。幼少期の鉛筆画から円熟期のペン画まで、初公開の作品も含めて約190点を展示している。9、16の両日午後2時からは、学芸員が作品を解説するギャラリートークがある。