小松市のサイエンスヒルズこまつで開催中の第46回九谷と花選抜出合い展(北國新聞社主催)は2日目の8日、3連休初日とあって市内外から大勢の人が訪れ、個性豊かな陶芸作品と躍動感あふれる花々が織りなす美の調和を堪能した。
文化勲章受章者の大樋陶冶斎(とうやさい)氏、釉裏金彩(ゆうりきんさい)人間国宝の吉田美統氏、日本工芸会常任理事の中田一於氏、県陶芸協会長の山岸大成氏らが手掛けた器に、飯田真寿小松地区華道連合会長をはじめとする9流派の華道家が花材を生け込んだ。
●宮橋市長が鑑賞
会場は家族連れらでにぎわい、着物姿の人も目立った。公務のため初日の7日に来場できなかった宮橋勝栄市長も鑑賞し、「陶芸と花が互いに高め合い、創作への意気込みを感じる。市として今後も応援していきたい」と語った。
会期は11日までで、入場料は500円(中学生以下無料)。一般財団法人県芸術文化協会、小松市、小松商工会議所、ラジオこまつ、テレビ金沢、エフエム石川、テレビ小松が後援した。