長野県軽井沢町の特産品を集めた「軽井沢グルメマルシェ」が10月29日、福井県福井市のハピテラスで開かれる。2024年春の北陸新幹線県内延伸を見据え、同町が初めて主催。特産キャベツをはじめ果物の加工品、地ビールなどの人気商品が並ぶ。
軽井沢町には小浜藩士の子である山本直良が建てた「旧三笠ホテル」(国重要文化財)があるなど関係が深く、同町と福井県は3月に互いの発展に向け連携協定を結んだ。今回、交流促進の一環としてマルシェを企画した。
販売の目玉は「霧下(きりした)野菜」としてブランド化したキャベツ。霧の多い気候で育つことでみずみずしく、甘みが強い。会場ではドレッシングと合わせ試食会を開く。軽井沢旅行の計画作りを助言するブースもある。
26日に共催の軽井沢観光協会が報道機関向けにオンラインで開催をPR。事務局次長は「新幹線でつながり、近くなる軽井沢の良さを知って」と来場を呼びかけた。
午前10時から午後4時。問い合わせは運営委託先の福井県まちづくりセンター=電話0776(50)3578。