サミットの内容を話し合う野澤区長(右から2人目)ら

サミットの内容を話し合う野澤区長(右から2人目)ら

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国宝ゆかり4地区連携 11月7日、小矢部で勝興寺サミット

北日本新聞(2022年11月2日)

 勝興寺(高岡市伏木古国府)が国宝になることを記念し、高岡、南砺、小矢部の各市にある同寺ゆかりの4地区の自治会長らが集う「勝興寺サミット」が7日、小矢部市内で開かれる。各地区の連携を深め、同寺を生かしたまちづくりについて話し合う。1日に同市内で開いた準備会で決定した。

 勝興寺は1471(文明3)年、浄土真宗の教えを広めた本願寺8世蓮如(れんにょ)上人が現在の南砺市土山(福光)に土山御坊を開いたのが始まりとされる。1494(明応3)年に同市高窪(同)、1519(永正16)年に小矢部市北蟹谷地区の末友に移転。焼失後、1584(天正12)年に高岡市伏木古国府で再建された。

 ゆかりの4地区で連携し、まちづくりに取り組もうと、サミットを開く。勝興寺の地元6町内でつくる同寺まちづくり協議会と、土山、高窪、末友の各自治会で実行委員会を構成した。

 サミットは北蟹谷公民館で開く。地域文化総合研究所(小矢部市)代表の長谷川孝徳北陸大非常勤講師が「歴史文化とまちづくり」をテーマに講演。各地区の代表らによるパネルディスカッションも行う。勝興寺サミット宣言も採択する。

 同研究所で準備会があり、関係者が当日の流れを考えた。実行委員長の野澤敏夫末友町内会区長は「国宝指定を機に4地区が手を携え、交流を深めてまちづくりを進めたい」と話す。サミットは午後3時からで入場無料。問い合わせは野澤区長、電話090(2379)7980。

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