ランプに絵を描いたり、切り絵を貼ったりする学生と子ども

ランプに絵を描いたり、切り絵を貼ったりする学生と子ども

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重伝建地区 ランプの明かりで彩ろう 高岡・吉久で23日

北日本新聞(2022年11月13日)

 富山大芸術文化学部の学生が高岡市吉久の住民と連携し、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)の通りをランプの明かりで彩る「まんど市」を23日に開く。住民らの交流促進や地区の活性化を目指すイベントで、12日は同市のNPO吉久みらいプロジェクトの事務所でランプ作りが行われた。

 学生は富山大の籔谷祐介講師の授業を受ける2、3年生6人。吉久を舞台にまちづくりの流れを学ぶため、5月から住民に町の現状を聞いたり、歩いて気になる場所を探ったりした。調査で空き家活用や世代間交流促進といった面で課題を抱えていることが分かり、重伝建地区に指定されている旧街道沿いの約200メートルにランプ約300個を飾るイベントを企画。このイベントを通じてさまざまな世代の住民が交流する場を設けるとともに、当日はランプを空き家の軒下などに飾って通りを彩る。

 12日は親子連れから年配の人までが和気あいあいと作業。学生も住民と一緒にランプに絵を描いたり、切り絵を貼ったりした。同大の長竹凜さん(2年)は「さまのこの通りが光で彩られ、非日常が味わえる。地区外からも多くの人に足を運んでもらいたい」と話した。23日の点灯時間は午後4時から同8時まで。

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