実証実験に向けて園児らが試乗した「ふくトゥク」=11月17日、福井県福井市西木田2丁目

実証実験に向けて園児らが試乗した「ふくトゥク」=11月17日、福井県福井市西木田2丁目

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「ふくトゥク」で足羽山周遊 電動カートでJR福井駅周辺2次交通 19日から実証実験

福井新聞(2022年11月18日)

 北陸新幹線県内開業に向けたJR福井駅周辺の2次交通の2回目の実証実験として、福井商工会議所は11月19~27日に、小型低速電動カート「ふくトゥク」を約3・5キロのコースで運行する。約1時間、同会議所を発着点に足羽山を中心として足羽神社や左内公園などを巡り、秋の景色を楽しんでもらう。

 ふくトゥクは、7人乗りで最高時速19キロ。実証実験は県と福井市、同会議所でつくる県都にぎわい創生協議会の新幹線開業準備部会が進める「2次交通エンタメ化プロジェクト」の一環。今春のふくい桜まつりの期間中に会場周辺で行った1回目の実証実験でのアンケートを基に、周遊時間を延長するなど改善した。

 17日は、三谷館こども園(同市中央2丁目)の園児16人を招いた体験試乗会が開かれた。乗車した児童は「窓やドアが無くてわくわくしたし、紅葉もきれいだった」と笑顔を見せた。

 実証実験は期間中午前10時、午後1時、同3時発の3便運行する。1便あたり5人ずつ、2台で最大10人が乗車できる。ふくい観光おもてなしガイドが全便に乗車し、8カ所の歴史スポットの解説をする。乗車は無料だが、事前予約が必要。17日時点で、平日のみ空きがある。小学生以下は保護者同伴。予約は専用ダイヤル=電話080(4253)8992。

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