国宝松本城をはじめ松本市街地を光で彩るイルミネーションイベントが、１２月１日～来年２月２８日に開かれる。冬の観光誘客と市街地活性化を図るため、市や松本商工会議所などでつくる組織委員会が主催し、２年目。音楽に合わせて松本城天守などにレーザー光を照射する他、今季から大手門枡形跡広場にも電飾を点灯する。

　松本城へのレーザー光照射は期間中の午後６～９時。「現在」「過去」「未来」を表現した昨季の３テーマに加え、赤やオレンジで「大地」、青で「水」、黄色で「星空」を表現する演出を新たに制作した。クリスマスや正月、バレンタインなどに合わせた特別演出も用意する。

　１２月１～３１日には大手門枡形跡広場にシンボルツリーを設置し、一帯で午後５～１０時に電飾を点灯。週末には雑貨や飲食物を販売するマーケット、音楽の生演奏などのイベントがある。

　大名町通り、中央２の信毎メディアガーデンなども光で彩られる。来年１月２８、２９日に氷の彫刻を市街地に並べる「氷彫フェスティバル」などと合わせて誘客につなげる。市によると、昨季のイルミネーションイベントには約１１万８千人が来場した。