福井県若狭町の県年縞博物館の入館者数が11月28日、20万人を突破した。オープンから約4年2カ月での達成。
20万人目となったのは校外学習で訪れた小浜市加斗小の4年生9人。吉田昌弘館長から、年縞定規や3種類のクリアファイル、オリジナル缶バッジなどのグッズ6点が全員に贈られた。
代表でグッズを受け取った児童は節目の来館者となり「うれしい」と笑顔。「世界に一つだけのものが若狭町にあるなんてすごい。また来たい」と話した。
同博物館は、地質学や考古学などで年代を決める世界標準の「年代のものさし」である水月湖年縞の魅力を知ってもらおうと2018年9月に開館。7万年分で45メートルある年縞をステンドグラスのように常設展示するほか、併設する立命館大の研究所では最先端の年縞研究が進み、古気候復元などに活用されている。
吉田館長は「学校から老人会まで幅広い年代の方が訪れておりありがたい。博物館の魅力を発信し、今後も多くの方に来てもらいたい」と話した。