前衛書に取り組む福井奎星(けいせい)会の作品展「第69回福井奎星展」(福井新聞社後援)が12月8日、福井県福井市美術館で始まった。論語や漢詩、象形文字などを題材に、自由な発想で表現した60点を披露している。11日まで。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。20~90代の会員34人が「MIRAI」をテーマに出品した。余白や墨のにじみを生かした力作が並ぶ中、段ボールに書いたり、ボンドを混ぜた墨を使ったりした作品が目を引いている。
山本大廣会長は「会員たちの3年間の思いがこもった力強い作品展になっている」と話した。