平和への願いや希望を描いた「向日葵の道」を鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館

平和への願いや希望を描いた「向日葵の道」を鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館

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自然描写の魅力多彩に 一水会金沢展、21美で開幕

北國新聞(2022年12月15日)

 洋画の第83回一水会金沢展(一水会、北國新聞社主催)は14日、金沢21世紀美術館で始まり、来場者は写実の先にある精神性まで表現した178点を通して、高みに挑む作家の気概と自然描写の多彩な魅力に触れた。

 石川県一水会出品者協会長の山本勇運営委員はウクライナの平和を願い、未来への希望を描いた「向日葵(ひまわり)の道」を出品した。一水会の山本耕造代表は流麗な川の流れが美しい「山河」、小川游最高顧問は「湖面暮色(こめんぼしょく)・支笏湖(しこつこ)」を寄せた。

 一水会展で文部科学大臣賞に輝いた茶本良隆さん(大阪府)の「漁港AM」や一水会賞となった福居路子さん(津幡町)の「雪の道」など入賞作品も展示された。北國新聞社が設ける「北水賞」に選ばれた岡崎俊優さん(金沢市)の「バイク」と黒田和加奈さん(同)の「追憶」も来場者の目を引いた。

 金沢展は9~10月に都内で開催された本展の巡回展で、18日まで。入場料は800円。

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