サバや地場産野菜を詰め込んだ「サバまん」を広めようと、福井県小浜市の小浜二中１年生が１４日、試食会を小浜市役所で開いた。

　サバまんは、２０１９年に当時の今富小５年生が商品開発に取り組み、２０年に完成させた。試食会を企画した今富小出身の生徒１０人は、６年生だった昨年、新たにカレー味を考案。小浜二中生となり「サバまんで小浜をＰＲする」をテーマに探究学習に取り組んでいる。

　この日は、普通タイプ（しょうゆ味）とカレー味の両方を一口サイズに切って用意。市職員や来庁者にふるまった。生徒は給食での提供やＬＩＮＥスタンプの開発も検討しており、今後の参考とするため味の感想や効果的な発信方法などの意見をアンケートで集めた。

　サバまんは現在、市内道の駅やスーパーなどで販売している。「売ってもらう場所も増やせるといいな」と生徒。別の生徒は「小浜を有名にするためにできることを考えたい」と今後の意気込みを話した。