正月三が日に9万人の初詣客を見込む安曇野市の穂高神社で18日、繁忙期に巫女(みこ)などを務めるアルバイトの研修会があった。地元を中心に高校や大学生約30人が参加し、お守りの渡し方などを学んだ。
本番と同じ紅白の装束を着た参加者は、熊手や破魔矢といった縁起物の種類を覚えたり、新型コロナウイルスの感染防止対策を確認したり。禰宜(ねぎ)の保尊(ほそん)勉さん(61)から「温かい心で参拝者を迎えてもらいたい」などと指導を受け、言葉遣いにも気を付けながら本番の流れを体験した。
巫女のアルバイトは初めてという信州大繊維学部1年の河村歩さん(19)は「緊張するけれど参拝者に爽やかな気持ちになってもらえるようにしたい」と意気込んだ。