灯明となるペットボトルにろうそくを立てる参加者

灯明となるペットボトルにろうそくを立てる参加者

長野県 伊那路 祭り・催し

地域の絆つなぐ二年参りの灯明、1800個準備 喬木村の法運寺、檀家らが手作り

信濃毎日新聞(2022年12月26日)

 喬木村伊久間の法運寺は25日、二年参りの夜に境内を照らす灯明1800個を準備した。檀家(だんか)ら約30人が手作りし、「来年も笑顔で過ごせるように」と願いを込めた。

 20年以上続けている恒例行事。この日は「法運寺」と彫られた竹筒やペットボトルにろうそくを立てたり、重しとなる砂利を入れたりした。近くの主婦、大原美津子さん(68)は久しぶりに集まった近隣住民と談笑しながら作業し、「新型コロナはなくならないかもしれないけど、子どもたちに笑顔で過ごしてほしい」と願った。

 灯明は31日午後10時から来年1月1日午前1時40分まで点灯。参道や境内に温かな明かりが連なり、天竜川の対岸からも眺められる。例年、参拝者や写真愛好家が多く訪れるといい、総代長の吉川正隆さん(76)は「こういう形で地域の絆をつないでいきたい」と話していた。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022122500435
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