松本市の松本城本丸庭園で3日、中信地方の愛好家でつくる和太鼓グループ「国宝松本城古城太鼓」が新年を祝う打ち初めを披露した。勇壮な音が響き、観客が足を止めて楽しんだ。
そろいの衣装の19人が出陣を表現した曲など5曲を演奏。「そーれ」「ハッ」と声を合わせて大小の太鼓や銅鑼(どら)、ほら貝を鳴らした。観客は天守を絡めた写真を撮ったり、手拍子を打ったりして盛り上げた。
団員は週3回の練習を重ねており、11月に市内で約10年ぶりの自主公演を開く。団長の山本幸恵さん(45)は「ウサギのように飛躍する年にしたい」と意気盛ん。