冬の越前海岸を彩る越前水仙のPRコーナーが1月10日、福井県福井市観光物産館「福福館」にお目見えした。スイセンを使ったフラワーアレンジメント展示のほか、国の重要文化的景観に選定された同市と越前町、南越前町の水仙畑について紹介している。16日まで。
若手職員の提案を事業化する「チャレンジみらい予算」で取り組む「越前水仙Rebornプロジェクト」の一環。生育不良となっている越廼地区の畑の土壌調査や改良などを行っており、PRコーナーは県内外の人に越前水仙を知ってもらおうと企画した。スイセンの飾り方を知り、日常使いのきっかけになればと、他の草花と組み合わせたアレンジメント4点を展示。プロジェクトで行った球根掘りボランティアなどの取り組みについて、写真を交え紹介した。ガイドマップや、アレンジメントの作り方も配布している。
市園芸センターの担当者は「越前水仙に関するさまざまな取り組みや、飾り方を知って普段から使ってほしい」と話した。スイセンの出荷は1月いっぱい続きそうだという。
12~23日には、ハピテラス横に移動販売車を構える「はな里」でスイセンの試験販売も行われる。午前11時~午後6時に、切り花やアレンジメントなどを販売する。