松本市の松本駅前を雪の結晶などをイメージした映像で華やかに彩るイベントが13日、お城口広場で始まった。直径3メートルほどの二つの円形スクリーンに映像を投影。駅利用客らが足を止め、「きれいだね」などと言いながら見入っていた。
新型コロナの影響で人通りが減った市街地を盛り上げようと、市内の飲食店でつくる「松本ありがとうプロジェクト」が主催。美しい星空や桜吹雪、花火などの色鮮やかな映像を次々に映し出した。広場のブースで撮影した映像をスクリーンに投影することもでき、通行人らが華やかな映像を背景に写真を撮るなどして楽しんだ。
松本蟻ケ崎高校2年の北原大地さん(17)は「カラフルできれい。松本の盛り上がりにつながりそう」。同プロジェクト代表の矢沢洋一さん(46)は「松本を楽しんでほしいという思いが伝わればうれしい」と話していた。
28日までの金・土曜日の午後5~8時に実施。29日までの土・日曜日の正午~午後4時にはイタリア料理店「イル・ニード」(中央1)を会場に、折り紙で七夕人形を作るなどのイベントも開く。予約不要で無料。