２０１９年１２月に歌手デビューした福井県福井市の五代ショウさん（５６）のセカンドシングル「片割れグラス」が２月３日、全国リリースされる。今は会うことができない男性を待ちわびる、切ない女心を演歌で表現。五代さんは「大変良い曲を作っていただいたので、歌で魂を注入していきたい」と抱負を語る。

　片割れグラスの作曲は、美空ひばりさんや坂本冬美さんらの曲を制作した徳久広司さん、作詩は水田竜子さんや椎名佐千子さんらの作品を手掛けた日野浦かなでさん。五代さんが要望した通り哀愁感たっぷりに仕上がった。

　片山ナオさんが作詩作曲した「中洲悲恋街（なかすひれんがい）」、勝山左義長を題材にした「奥越雪の火祭（ひまつり）」も収録されている。

　五代さんは福井市内で営むカラオケ喫茶店で、地方を回る歌手らを迎え入れるなど支援。ＮＨＫのど自慢など数々の歌謡大会で受賞経験もあり、店の客からの後押しもあり歌手デビューした。しかし直後にコロナ禍の影響で、キャンペーンやイベントが中止になってしまう不運に見舞われた。

　五代さんは「歌には自信がある。地道に全国を回り１人でも多くの人に聞いてもらい認知度を高めたい」と前を向く。日本クラウンから発売。１４００円。

　４月３０日には福井市のリライムで初のランチショーを開催する。８千円。問い合わせは後援会事務局＝電話０９０（２３７５）８０３１。