ダチョウをモチーフにした現代アートが飾られた「割烹 松本館」

ダチョウをモチーフにした現代アートが飾られた「割烹 松本館」

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アートで変化する松本、楽しんで 建築芸術祭、4日開幕

信濃毎日新聞(2023年2月4日)

 松本市の中心市街地にある新旧の建築物に現代アートを展示する「第2回マツモト建築芸術祭」は4日開幕する。国登録有形文化財の料亭や、商店街の旧店舗など19会場に、国内外の美術家ら17組による絵画や写真、立体作品を展示。実行委員会は3日、報道陣に会場を公開した。

 市出身の彫刻家、太田南海(1888~1959年)が設計監修した国登録有形文化財「割烹(かっぽう)松本館」(丸の内)では、大広間に日本画家の福井江太郎さん(53)=東京都=の作品を展示。墨で描いた高さ3メートルのダチョウの絵が並んだ。福井さんは「時を超えた融合を感じ、発見がある」と話した。

 世界的建築家、伊東豊雄さん=下諏訪町出身=が設計した信毎メディアガーデン(中央2)では、2階テラスにブースを設け、現代美術家井村一登さん(32)=東京都=の黒曜石を加工した作品を展示している。

 会場の一つ、上土シネマ(大手4)で開いた記者会見で、総合ディレクターのおおうちおさむさん(51)は、「アートで街がどう変化するか。ゆっくりと回り、楽しんでほしい」と語った。

 観光事業者らでつくる実行委員会が主催し、26日まで。公共施設や屋外展示などの8会場は無料。他の11会場は千円(中学生以下無料)の共通パスが必要。期間中は、参加アーティストらのトークイベント、作品の公開制作などがある。

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