新型コロナ禍で落ち込んだ海外誘客の復活を促そうと、松本市で3、4日、英国の観光系メディアの記者3人を招いた視察ツアーが開かれた。4日は市美術館や「石井味噌」のみそ蔵を見学した。
3人はみそ蔵で、「長い年月寝かせると味はどうなるの?」と質問するなど興味津々。従業員からみそ造りの説明を受け、スマートフォンで熱心にメモを取っていた。エリカ・ブッシュさんは「松本は多くの英国人にとって魅力的な都市と感じた」。世界各地の観光ガイド本を作っているエイミー・ホプキンズさんは松本城が印象深いとし、「お城は英国にもあるけど、歴史や建築の違いを学べて面白かった」と話していた。
ツアーは長野、石川、富山、岐阜県の5市村などでつくる「3つ星街道観光協議会」主催。3人は1月末から金沢市など各地を巡った。3日は松本城のイルミネーションイベントや縄手通りを見て歩いた。取材内容はウェブ上などで発信されるという。