立山黒部ジオパークの写真が並ぶ列車内

立山黒部ジオパークの写真が並ぶ列車内

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電車「立山黒部ギャラリー号」運行 富山地鉄、21日まで

北日本新聞(2023年2月10日)

 富山地方鉄道は21日までの期間限定で「立山黒部ジオパーク写真ギャラリー号」を全区間で運行している。立山黒部ジオパークのロゴをヘッドマークにし、列車内には貴重な地質や地形が織りなす景観の写真が飾られている。期間中、同パークの魅力を伝える「ジオガイド」による解説イベントも企画しており、多くの人に乗車を楽しんでもらう。

 ジオパークは地球や大地を意味する「ジオ」と公園の「パーク」を組み合わせた言葉。富山地鉄の路線は、立山黒部ジオパークを構成する県東部の市町村を走る。沿線には貴重な地質や地形など同パークの見どころである「ジオサイト」もある。写真ギャラリー号はジオパークを身近に感じてもらおうと、富山地鉄と立山黒部ジオパーク協会が初めて企画し、1月28日から運行を始めた。

 車両内の中づりや窓の上に、大場の大転石(富山市)や竹内天神堂古墳(舟橋村)、室堂平(立山町)などを捉えた16種類のジオサイトの写真を展示。大きさや歴史などの説明を添え、中には最寄りの駅も示している。

 11、12、19の各日の午前10時31分富山駅発立山駅行きにはジオガイドが乗り、寺田-立山間で約40分間、沿線のジオサイトなどについて解説する。

 立山黒部ジオパーク協会の堅田智也事務局長補佐は「富山の自然や文化、そしてジオパークに興味を持つきっかけにしてほしい」、富山地鉄鉄軌道部の輿水一紀課長は「沿線を新たな視点で見てもらい、休日に家族で利用してもらえたらうれしい」と話した。

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