福井県美浜、若狭両町にまたがる県道三方五湖レインボーラインを舞台としたイベント「若狭路レインボーマラソン２０２３」（福井新聞社後援）が４月９日、開かれる。累積標高約１０２０メートルの「山の神コース」と、手軽に楽しめる「虹コース」を用意。２回目となる今回は表彰式や飲食の提供を初めて行う。エントリーは３月９日まで。

　若狭が誇る湖や海といった大自然を感じてもらい、北陸新幹線敦賀開業の機運醸成につなげようと、三方五湖地域の活性化に取り組む三方五湖ＤＭＯが主催。初開催となった昨年は全国から約３４０人が参加し、好評を博したという。

　今回も上級者向けの山の神コース（２１キロ）と経験者向けの虹コース（１４キロ）を設定。美浜町笹田のレインボーライン笹田入り口を発着点に、虹コースは山頂付近、山の神コースは山頂を越え若狭町海山で折り返す。発着点から山頂までの高低差は約４００メートルで、山頂公園と第１、第２駐車場をつなぐ１キロほどのトレイルコースも含まれている。各コース男女別に上位３人を表彰し、副賞として地元特産品がもらえる。

　レインボーラインは昨年１０月に無料化されたが、従来通り徒歩では通行できない。三方五湖ＤＭＯの時任清矢さん（３４）は「貴重な機会。唯一無二の景色を体感し、三方五湖のファンになってほしい」と話した。

　参加費は山の神コース７５００円、虹コース６５００円。中学生以上が対象。定員計６００人で、定員に達し次第締め切る。インターネットサイト「ランネット」から申し込む。問い合わせは同ＤＭＯ＝電話０７７０（４７）１７４７。