金沢美大大学院博士後期課程１年生の研究制作展「ＰＩＮ」（北國新聞社後援）は１７日、金沢市のしいのき迎賓館で始まり、８人が個性あふれる絵画や工芸作品１４点で成果を示した。

　動物の肋骨（ろっこつ）と巻き貝の形が似ていることに着想を得た陶磁器や、内臓をモチーフにした漆塗りの力作などが並んだ。山の木に打ち付けた布をキャンバスに、自然の風景を描いた縦２メートル、横５メートルの油絵も来場者の目を引いた。２３日まで。