能舞台上で座禅を体験する「ゆるっと坐禅(ざぜん)」が2月22日、福井県福井市のハピリンホールで開かれた。仕事帰りの人らが静寂の中で呼吸を整え、自分自身と向き合った。
市とまちづくり福井が開き3年目。市内外から15人が参加した。
大安禅寺(同市)の副住職高橋玄峰さんが、心と体を落ち着かせる呼吸の仕方や座禅の正しい姿勢を指導。高橋さんは「座禅は人生の句読点のようなもの。自分と向き合う時間を持つことは大事」と説明した。参加者は足を組んでゆっくりと呼吸し、座禅の世界に浸った。
昨年に続き参加した男性は「呼吸を整えて心と体を落ち着かせられた。座禅は日常ではあまり体験できないので、このような機会があってありがたい」とすっきりとした表情で話した。
座禅体験は3月22日までの毎週水曜に開催(8日を除く)。午後6時半~同7時半、参加費1500円。全日空きがある。問い合わせはまちづくり福井(平日のみ)=電話0776(30)0330。