今年秋に石川県内で開催される国民文化祭のPRイベントが12日、東京・銀座の県アンテナ店「いしかわ百万石物語・江戸本店」で行われた。文化祭アンバサダー(大使)の俳優田中美里さん(金沢市出身)がふるさとへの思いを語り、「自然と食が豊か。すてきな場所がちりばめられている」とアピールした。
田中さんは、金沢三文豪の一人、室生犀星の幻想小説「蜜のあはれ」と「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の一節で始まる「小景異情その二」を情感豊かに朗読した。
県産酒米「百万石乃白」などで仕込んだ地酒の飲み比べも行われ、文化祭の一環となる石川の地酒と美食の祭典「サケマルシェ2023」の福光太一郎実行委員長らが魅力を語った。