福井の繊維技術を活用したタペストリー=3月2日、福井県福井市観光交流センター

福井の繊維技術を活用したタペストリー=3月2日、福井県福井市観光交流センター

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壁掛展示で繊維技術を来県者に発信 市観光交流センター

福井新聞(2023年3月16日)

 JR福井駅新幹線駅舎東側の福井県福井市観光交流センターで、繊維産地福井の製品が展示される。センター開業を前に一部が通路として開放されている吹き抜け広場では、一乗谷朝倉氏遺跡の風景を超高密度織りで再現したタペストリーを一足早く見ることができる。

 福井の基幹産業である繊維の技術を発信しようと市が企画した。観光案内所などを備え、多くの来県者の目に触れる同センター1階では、プリントネーム製造販売の日本ダム(福井市)が手掛けた縦3メートル、横4メートルのタペストリーを、高さ約7メートルの吹き抜け広場天井から展示。四季に応じて柄を入れ替える。

 反射材製造販売などの丸仁(同)は、フラッシュ撮影すると骨格が浮かび上がる恐竜型の案内サインを階段広場に設置。カフェや交流スペースの2階には、伝統技法のカラミ織りで波打つような柄を表現した、織工房風美舎(同)の照明器具を置く。

 同センターは10月に部分開業し、来年3月ごろに全面開業する。案内サインと照明は、3月25日の一般公開でも見られる。

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