県中央植物園の「さくらまつり」は1日、富山市婦中町上轡田の同園で始まり、大勢の来園者が満開の桜に見入った。日没後はソメイヨシノの並木道がライトアップされ、幻想的な光景が楽しめる。4日まで。
園内には約120種490本の桜があり、ソメイヨシノの見頃に合わせて毎年まつりを開催している。同園によると、今年は例年より1週間ほど早い3月27日に満開となり、現在はこのほか約30種類が見頃という。
富山ゆかりの品種や、今月に始まるNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデル、牧野富太郎が愛した品種が見られるほか、約300メートルの並木道の両側には90本のソメイヨシノが並び、家族連れらが写真を撮ったり、弁当を食べたりして楽しんでいた。
期間中は開園時間を午後9時半まで延長し、「とやまさくら守の会」による解説やクイズラリーなどを行う。