福井県敦賀市の古刹(こさつ)、西福寺の境内で淡い黄緑色の八重桜「ウコンザクラ(鬱金桜)」が見頃を迎えている。
同寺とゆかりの深い2代福井藩主松平忠直が植えたものを福井城から移植したと伝わり、現在は3代目とされる。咲き始めは黄緑色で、時間がたつとピンク色に変わる。ショウガ科のウコンの根で染めた色に似ていることから名付けら
れた。
好天が続いていることから昨年よりも1週間ほど早く開花が進んでいる。市内の最高気温が20度を超えた6日は、細い枝先についた花が風に揺れ、クマバチが花から花へと羽音を立てて飛び交う様子が見られた。寺務所によると間もなく満開を迎えるという。