徳川軍と朝倉軍の戦いを描いた姉川合戦図屏風=4月13日、福井県福井市の県立歴史博物館

徳川軍と朝倉軍の戦いを描いた姉川合戦図屏風=4月13日、福井県福井市の県立歴史博物館

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どこいる家康? 姉川合戦図屏風を特別公開、福井県立歴史博物館

福井新聞(2023年4月17日)

 1570年に織田・徳川連合軍と朝倉・浅井連合軍の戦う様子を描いた「姉川合戦図屏風(びょうぶ)」の特別公開が4月13日、福井県福井市の県立歴史博物館で始まった。姉川合戦を描く現存唯一の屏風を間近に見ることができる。5月7日まで。

 徳川家康を主人公にした大河ドラマで姉川合戦が取り上げられるのに合わせ、多くの人に貴重な史料を見てもらおうと企画した。

 屏風は縦93センチ、横2・8メートル。1837年に徳川家の顕彰のため描かれたという。徳川勢と朝倉勢の130人を超える人物が登場。左端には采配を持つ家康の姿があり、金扇馬印や三つ葉葵の紋が見て取れる。

 朝倉義景に代わり総大将を務めた景健の周囲には、倒れたのぼりなどが確認できる。天下三名槍の一つ「蜻蛉(とんぼ)切(きり)」を携え突撃する本多忠勝ら家康の重臣らの姿もあり、展示の担当者は「家康を中心とした家臣団の姿も探して楽しめる」と話していた。入館料は一般100円(高校生以下、70歳以上無料)。

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