石川護国神社の「蚤（のみ）の市」は７日、金沢市の同神社で初めて行われ、参拝者が境内に設置された洋服や雑貨などの販売ブースで掘り出し物を探し求めた。

　参拝者の減少傾向に悩む神社が、幅広い世代に神社に親しみを持ってもらおうと企画し、富山県護国神社で５０年続く蚤の市を参考にした。出展者は当初、個人や団体計１５店舗ほどを予定していたが、悪天候が見込まれるとして７店舗に減少した。

　この日は予報通りの雨に見舞われたものの、会場は１００円の子供服や着物をリメークした洋服、ハンドメイドのバッグなど多彩な商品を買い求める客でにぎわった。

　蚤の市は今後、第２日曜日に開催する予定で、太田重之権禰宜は「次は晴れてほしい」と話した。