12~15日のG7(先進7カ国)富山・金沢教育相会合の開催を記念し、石川県いけ花文化協会の専務理事2人が10日、JR金沢駅構内に大作2点を生け込んだ。15日まで展示し、石川の生け花文化を発信する。
新幹線改札口前など2カ所に2・5メートル四方のステージを設け、嵯峨御流の西保淳甫さん(野々市市)、古流華之枝会の市村理優さん(同)がアシスタントと共に四方から鑑賞できるよう心を配って制作した。
西保さんはナツツバキ、流木、動きを出したタレクワに、日本らしく菊を寄せ、もてなしの心を示した。市村さんは庭のキンモクセイにストレリチア、デルフィニウムなどを華やかに生け、赤と黒の輪島塗の敷板でモダンに仕上げた。ウクライナ情勢を憂い、共にヒマワリも用いた。