福井県立美術館のコレクション展「ちいさい おおきい」(福井新聞社後援)が5月12日、福井市の同美術館で始まった。大人の指先ほどしかない古美術品から高さ3メートルを超える現代アートなど、大きさも制作年代もさまざまな美術品71点が並ぶ。6月11日まで。
風神雷神、牡丹(ぼたん)の花をかたどった刀の柄を装飾する目貫(めぬき)などの古美術品のほか、セミやカマキリが描かれた銅版画などの現代アートも展示している。
竹林の中にトラがたたずむ様子を描いた高さ約2メートル、幅約10メートルの屏風(びょうぶ)は圧巻。越前松平家に伝来した作品で、同館によると日本最大級の屏風という。
観覧料は一般・大学生100円、高校生以下・シニア(70歳以上)無料。