民泊とコミュニティスペースに改修した旧川西商店で、のれんを手にする伊藤さん(中央)

民泊とコミュニティスペースに改修した旧川西商店で、のれんを手にする伊藤さん(中央)

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旧商店を交流の場に復活 氷見・久目で地域おこし隊員が改修

北日本新聞(2023年5月22日)

 富山県氷見市久目地区の民泊&コミュニティスペース「旧川西商店」が21日、同市触坂にグランドオープンした。市地域おこし協力隊員が住民に親しまれた旧商店を改修し、地区内外の人が集う場を目指して復活させた。6月から隔月で交流イベントが開催される。

 食料品や日用品などを扱っていた川西商店は住民が立ち寄って会話を楽しむ場だった。店主の高齢化で2020年秋に閉店した。

 市地域おこし協力隊の伊藤野々香さん(24)が現在の所有者の協力を受け、1階住居部分だった約30畳を改修した。畳の一部を板張りにし、押し入れはワーキングスペースに変えた。改修中、しっくい壁を塗るワークショップを2回開き、住民らの協力を得ながら進めた。昨年11月に住民への披露を兼ね内覧会を行った。

 民泊などの利用準備が整ったことからグランドオープンを迎えた。利用料は民泊(素泊まり)が1人3千円、貸し切りは1組1時間千円を検討している。

 伊藤さんは民泊を運営するほか、久目地区地域づくり協議会と協力し、6月10日から隔月で立ち飲みイベントを開催していく予定。玄関に掲げるのれんに入れたロゴは「川西」の文字とこの空間をデザインした。「利用する皆さんと一緒に店だった頃のような場にしていきたい」と話している。

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