県民100万人参加が呼び掛けられた国民文化祭の実行委員会総会=金沢市の県立音楽堂

県民100万人参加が呼び掛けられた国民文化祭の実行委員会総会=金沢市の県立音楽堂

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県民100万人参加目指す いしかわ百万石文化祭2023 前回から倍増を

北國新聞(2023年5月26日)

 10、11月に石川県内で開催される国民文化祭(いしかわ百万石文化祭2023)の実行委員会総会は25日、金沢市の県立音楽堂で開かれ、今年度のPR計画などを承認した。あいさつに立った飛田秀一文化芸術顧問(一般財団法人県芸術文化協会会長)は、県内で前回開催された1992(平成4)年の国民文化祭に約50万人の県民が参加したことを挙げ「今回はぜひ100万人を達成したい」と述べ、県民総参加の催しとなるよう呼び掛けた。

 県芸術文化協会は、92年の前回開催後に国民文化祭の遺産をどう生かしていくかを議論する中で設立された経緯がある。飛田顧問は「今回は芸術文化協会が実行部隊として国民文化祭を引っ張るかたちになる」と指摘した。

 その上で、前回は会期が11日間で44事業が展開されたのに対し、今回は44日間で約150もの多彩な事業が繰り広げられるとし、「1人でも多くの県民にご参加いただきたい。皆さんを応援し、100万人達成に全力を挙げる所存だ」と述べ、協力を求めた。

 馳浩知事は、珠洲市で観測された最大震度6強の地震の影響で奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)の会期が当初予定から3週間遅れることを説明し、「こういう時だからこそ、県民にはできるだけ足を運んでもらいたい。素晴らしい石川県の文化の魅力を国中に発信したい」と話した。

 総会では、昨年度の事業報告があったほか、国民文化祭の主要事業が紹介された。

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