涼風を感じながら白馬大雪渓のトレッキングを楽しむ人たち=27日午前11時37分、白馬村

涼風を感じながら白馬大雪渓のトレッキングを楽しむ人たち=27日午前11時37分、白馬村

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残雪×新緑、夏山の絶景味わい歩く 白馬連峰で開山祭

信濃毎日新聞(2023年5月29日)

 北アルプス白馬連峰の開山祭「第57回貞逸(ていいつ)祭」が27日、北安曇郡白馬村で開かれた。白馬岳(2932メートル)中腹の白馬大雪渓を目指すトレッキングツアーは315人が参加。残雪と新緑との対比を楽しみながら歩いた。

 白馬岳に山小屋を建てるなど山岳観光発展に貢献した松沢貞逸(1889~1926年)をしのんで毎年開催。安全を祈る神事の後、11班に分かれ白馬山案内人組合のガイドと出発した。ブナやホオノキなどの青葉が茂る麓から、高山植物が咲く道を進んだ。

 1時間半ほどで大雪渓へ。組合によると残雪は例年より2メートルほど薄く、例年なら雪に覆われている「ようこそ大雪渓へ」と記された白馬尻小屋前の岩が見えた。埼玉県川越市の恩知(おんち)茂さん(74)は「日本でこれだけ大きい雪渓は見られない」。雪が緩んでアイゼンが効きにくいとし「歩くのが難しかった」と話した。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023052700741
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