福井県福井市内のホテルでつくる福井ホテル懇話会は、市内老舗和菓子店と連携し、店舗で使える買い物券が付いた宿泊プランの販売を始めた。多くの土産物を扱っていたプリズム福井の一時閉店の影響を考慮し、土産物を求める宿泊客の利便性向上や周遊観光の促進につなげる。
福井銘菓の羽二重餅を取り扱う、村中甘泉堂、松岡軒、錦梅堂の老舗3店舗が対象。500円分のお買い物券が付いた宿泊プランを、ホテルフジタ福井、ホテルリバージュアケボノ、アズイン福井、福井パレスホテルの4ホテルやJTBのホームページなどで順次販売を開始する。
チェックイン時にもらえる買い物券はチラシ大で、各店の地図のほか、柴田神社やまちなかガイドの情報も掲載した。
村中甘泉堂の村中洋祐社長は「北陸新幹線開業に向けPRを強めていきたい時期でありがたい。観光客にまち歩きを楽しんでもらう機会にもなれば」と期待。
福井ホテル懇話会長で、ホテルフジタ福井の反保嘉彦総支配人は「今後もいろいろな団体と連携した活動を展開したい」と話した。