水揚げされたトリガイ=県漁協七尾支所

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トリガイ漁水揚げ593キロ  七尾湾、不漁前年から回復

北國新聞(2023年6月16日)

 高級二枚貝天然トリガイの七尾湾での今季の漁が15日で最終日を迎え、総水揚げ量は593キロとなった。過去5年の平均水揚げ量(1850キロ)には届かなかったものの、記録的不漁だった前年(3・6キロ)からは大きく回復、コロナ禍以降では最多となった。資源量復活の傾向が出てきたことで、関係者は来年以降に操業船が増えないかと期待を寄せている。

 七尾市の石崎漁港では、最終日に17キロの水揚げがあった。今季は最大で4隻が出港する日もあり、6月初旬には1日の水揚げ量が30キロまで増えた。コロナが落ち着いて首都圏や関西の高級飲食店の需要が増加したことで、例年に比べて取引価格も高値で推移したという。

 昨季は不漁で船を出したのは1カ月足らずだった。今季は解禁前から底引き網に小さいトリガイがかかるなど、資源量回復の兆しがあった。

 天然トリガイの水揚げ量は、2018年が6981キロ、19年は1621キロだった。操業する船は10隻ほどいたが、コロナ禍で需要が落ち込んだこともあり、20年以降は3隻ほどに減った。県漁協七尾支所の竹口慶太課長(37)は「近年では好調だった。来年以降、船が増えれば水揚げも多くなるのではないか」と豊漁に期待した。

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