七夕の節句を前に、松本市内の人形店で伝統の七夕人形が並び始めた。同市中央の村山人形店では、華やかな柄の和紙でできた織り姫とひこ星の紙製の人形などが店舗入り口前にずらりと飾られている。
同店代表の村山謙介さん(45)によると、七夕人形は子どもの健やかな成長を願って贈られてきた。人形の顔は台紙に真綿を載せて絹の布で包み、一つ一つ顔を描いていくという。人形作りを続ける母親のさえ子さん(72)は「七夕人形は松本に残る大切な文化。後世につなげるために大切に作っています」。
同店では和紙製の七夕人形を高さ80センチの「大」が6千円、同50センチの「中」を4千円、30センチの「小」を2400円で販売している。
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