福井県福井市が開発した新たな「金福すいか」の取り扱いが始まった東京の老舗高級フルーツ店「千疋屋総本店」で6月16日、記念セレモニーが開かれた。市によると、千疋屋総本店での県産品の取り扱いは初めて。
市特産の金福すいかは今年、甘みを増した後継品種にリニューアル。ブランド力向上の一環で、新たな販路拡大に取り組んだ。
同社日本橋本店でのセレモニーには、大島博社長や西行茂副市長らが出席。西行副市長は「千疋屋で売れることは誇り。現場の励みになる」と声を弾ませ、同社の黒田稔営業本部長は「シャリ感がしっかりあり、糖度は15度近くあった。非常においしいスイカと感じた」と太鼓判を押した。
今シーズンは秀品70個前後を7月中旬ごろまで順次出荷する見込み。店頭販売価格は税込み5400円を予定している。