木曽郡木曽町の福島小学校の1年生26人が19日、道の駅「木曽福島」近くで梅の実を収穫した。一帯の斜面に植えられた梅の木は約110本。収穫の喜びを知ってほしいと道の駅の運営会社が毎年招いており、子どもたちは赤く色づき始めた実を探して袋いっぱいに詰めていた。
梅の実に子どもの手が届くように、運営会社の役員らが枝の先を下にたわませると、山崎颯真君(7)は「100個取りたい」と張り切って実をもいだ。枝に作られた鳥の巣から顔を出したひなを、珍しそうに眺める子もいた。
収穫した実は自宅に持ち帰ったり、小学校で梅ジュースを作ったりして味わう予定。大屋美月さん(7)は「持って帰って、大好きな梅ジュースをばあばに作ってもらう」と楽しみにしていた。