本店ビル(左)の隣に建設する広岡テラスのイメージ

本店ビル(左)の隣に建設する広岡テラスのイメージ

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広岡テラス「5割賃貸に」  北國銀本店隣のビル地鎮祭

北國新聞(2023年6月21日)

 北國銀行を傘下に置く北國フィナンシャルホールディングス(HD)は20日、本店隣に建設するビル「Hirooka Terrace(広岡テラス)」の地鎮祭を営み、関係者が地域活性化の拠点となることを願った。共用で仕事ができる「コワーキングスペース」も設ける予定で、杖村修司社長は「5~6割は賃貸スペースとして活用したい」と語った。

 広岡テラスは2025年7月の完成を予定しており、地上13階、高さは58・7メートル。延べ床面積は本店ビルの1・2倍となる2万1195平方メートルで、同行の事務部門などが入居する。名称には「地域を明るく照らす」の意味を込めており、貸しオフィスや貸しスペースとしても活用する。

 太陽光発電パネルを561枚取り付け、年間発電電力量は19万キロワット時を想定する。二酸化炭素排出削減量は96トン。駐車場は84台分を用意する。工事費は当初100億円程度を想定していたが、資材費の高騰などで163億円となる。

 地鎮祭には杖村社長や清水建設の井上和幸社長、三菱地所関係者ら約30人が出席した。杖村社長は終了後、「地域活性化のため、取引先の投資を支援するだけでなく、私たち自身が投資していく」と語った。

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