日本で初めてゾウが上陸したと伝わる小浜市で、ゾウとのつながりを感じてもらう作品展「アートフェス 小浜に象が来た 1408年6月」(福井新聞社後援)が3日、同市役所で始まった。アクリルや水彩、書などゾウにちなんだ作品約60点を展示している。7日まで。
ゾウは1408(応永15)年6月、インドネシア・スマトラ島から室町幕府への献上品として、日本で初めて小浜市甲ケ崎に上陸したと伝わる。市とゾウの意外な関係に関心を持ってもらおうと、日本水彩画会福井支部が市内外の個人や美術団体・教室から作品を募った。
ゾウの親子が水浴びする岡本真知さんのアクリル画や、ゾウのほか一緒に運んでこられた鳥を描いた子どもたちの水彩画、「象」の一文字を力強い筆致で表現した岸本一筆さんの書などさまざま。ほかにも色鉛筆やクレヨン、墨で描いた力作や画用紙で作ったゾウのモビールも展示され、来場者は足を止めて見入っていた。
午前9時~午後5時(最終日は同3時まで)。8月には市内スーパーでも作品展を開く予定。