大賀ハスを観賞する葭田さん夫婦=津幡町舟橋

大賀ハスを観賞する葭田さん夫婦=津幡町舟橋

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古代のハス、大輪鮮やか  津幡で見頃

北國新聞(2023年7月4日)

 津幡町舟橋の自営業葭田(あしだ)和男さん(77)が所有する池で3日までに、古代のハス「大賀(おおが)ハス」が見頃を迎えた。町内外から訪れる人が直径25センチ前後になる桃色の大輪を眺め、本格的な夏の訪れを感じ取っている。

 葭田さんによると、例年より1週間ほど遅い6月25日頃から咲き始めた。花は日の出とともに開き、午後になると徐々に閉じる。池は一般に開放しており、植物や写真愛好者が早朝から訪れ、かれんな花をカメラに収めている。今月いっぱいは見頃が続くという。

 大賀ハスは1951(昭和26)年、千葉市の2000年以上前の地層から見つかった種子を植物学者の大賀一郎氏が発芽させ、全国に広まった。葭田さんは2008年から鉢植えを池に移植して育てている。

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